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2011 年04 月24 日

瓦の締め直し

太陽光発電の設置にあたり、いくつか問題となったうちのひとつが屋根です。

瓦自体は50年程度は問題ないようですし、自宅や近所の家の葺き直しなども特に雨漏れなどがなければ40〜50年程で葺き直しをする場合が多いようです。
うちの場合も、築30年とはいえ現時点では特に問題はありません。
太陽光発電を載せる事がなければあと10年以上は特に大掛かりな工事は不要だと思われますが、太陽光発電を載せるとなると少し話は変わってきます。
これが築十数年なら特に気にせずつけるところですが、太陽光は一旦載せてしまうと20年程度はそのまま使い続けたいもの。
現状特に問題ないとはいえ、このまま載せると十数年後には大掛かりな屋根の補修が必要となる事が十分予想されます。

そのときに考えればいいやとの考えもありますが、結局以下の点から屋根の絞め直しを行う事にしました。

理由:
 ・太陽光の架台などの部品が十数年後に手に入るかわからない
   野外設備なので、はずしてそのまま使えるとは限りません
   それなりに互換性はあると思いますが補修の面で一抹の不安があります
 ・補修費用が割高になる
   一旦パネルを外して再度設置となるため費用の面でかなり割高になりそうです
 ・そのときにお金に余裕があるかわからない
   今ならまとめて払えばいいですが、十数年後の経済状況は不透明
 ・いずれは必要な補修工事であること
   何もしなくても十数年後には必要な補修です
   今なら親父のつて(大工なんで)もあるのでやりやすい

ちなみに、瓦屋根の場合、屋根の「葺き替え」と「絞め直し」の大きく2つの方法があるそうです。
葺き替えは、新しい瓦で屋根をやり直す事。
絞め直しは、瓦は剥がして野地板や防水シートを補修し、古い瓦を流用する方法です。
こちらの方がコスト的には安くなります。
親父は葺き替えようかと考えていたようですが、瓦屋さんが瓦は十分使えるのにもったいないとの話から結局絞め直しになりました。

屋根の工事なので天候次第となり、また瓦職人の都合などもあり約2週間近く(実働6日程)かかりました。
20110424a 
職人2人での作業です。
雨樋を直しているのは親父です。
20110424b 
瓦を一旦剥がし、既存の野地板に新しい野地板を重ねていきます。
この辺の作業は親父も手伝っていました。

20110424c 
剥がした瓦はこのように一旦仮置きしてあります。
昔の瓦なので、ビス固定では無く、銅線止めになっています。
瓦職人さん曰く、最近の釘うちと違い面倒だそうです。
20110424d 
完成しました。
太陽光パネルをつけることを前提に雪止め瓦はパネルの下になるように配置してもらいました。
 
ちなみに費用は国の補助金相当くらいかかりました。
費用の回収計算上は少々痛い出費ですがこれで心配せずに太陽光パネルを載せることができます。

投稿者:たかしー
at 12 :30| 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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